弁護士
法的手続の代理人、被告人の弁護人として法廷で主張・弁護等を行い、各種の法律に関する事務を行う国家資格者が、弁護士です。
最難関である司法試験に合格し、司法修習を経てようやくなることができます。
弁護士は、裁判官、検察官とともに法曹三者のひとつであり、法律実務家です。
また裁判官と検察官とが公務員であるのに対して、弁護士は在野法曹と称されています。
花形であこがれの職業として、いつの時代でも人気のある志の的となっています。
弁護士は、民事訴訟では、原告・被告等の訴訟代理人として主張や立証活動等を行います。
また破産や民事再生、会社更生法の申請などの法的倒産処理手続、これに関連する管理業務などの法律事務を行います。
よくテレビドラマや映画のシーンなどにも現れますが、刑事訴訟では、被告人の無罪を主張したり、適切な量刑が得られるように検察官と争います。
また検察審査会が起訴議決した場合には検察官として職務を行い、公務員職権濫用等の犯罪について、検察官の職務を行うこともあります。
比較してみると…
扱う事件の幅の広さが、司法書士と弁護士の大きな違いと言えます。
弁護士はあらゆる民事事件や刑事事件に対して、代理人になることができます。
これに対し司法書士は、金額が140万円以下の民事事件のみ、代理人になれるという点です。
裁判所には簡易裁判所(訴訟価額が140万円まで)から地方裁判所、高等裁判所、最高裁判所と区分されています。
弁護士はいずれの裁判所の事件に対応できますが、司法書士は簡易裁判所の事件だけに限られています。
したがって例えば過払い金返還の請求額が140万円を超える場合、代理委託は弁護士に限られることになります。
任意整理や過払い金返還請求が得意な弁護士もいます。
しかしそれに特化して、かつ実績も豊富な弁護士となると、かなり数は限られてきます。
また総じて費用も、司法書士よりも高くなります。
依頼する場合は、これらの点も含めて、トータルに考えることになります。